第17章 迷子の雛ガラス
葵side
携帯にイヤホン差して、耳に入れながら道を歩く
いや、路頭に迷ったとかいうものではない←
自分でも、愚かだとは思ったよ!
知らない土地で、迷子になった日向を捜すなんてさ!!
地元の日向でさえ迷っているのに、私が迷わないわけないじゃんか!
葵
「日向ー、日向ー」
( ´Д`)=3
同じ部の誰の連絡先も知らない
土地も知らない
人も知らない
わからないことだらけだ☆
なんて、上辺ではそう思うけどやっぱり少し怖い
ここがまだ地元だったら、融通が利く
けど、ここに来てまだ何ヶ月としか経っていない
何だか、1人ぼっちのような感覚になる
葵
(とりあえず、来た道戻って、学校に行こうかな?
日向も、もしかしたら戻ってるかもしれないし……)
とりあえず、Uターンして引き返していく
葵
「はあー……」
トボトボと、私は学校へ帰っていった
果たして、方向音痴の私が無事に学校へ辿り着くのか?