第17章 迷子の雛ガラス
澤村
「よりにもよって、日向か……」
月島
「日向もそうですけど葵も心配ですよね」
西谷
「翔陽には、ヒモでもつけておくか?」
月島
「きっと誰かに拾われて幸せにやっていくだろうし、日向は放っときましょうよ……」
田中
「まあ大地さんが言うとおり日向だからな……
津田は携帯持ってそうだし連絡すれば……」
澤村
「そうだな……」
菅原
「で、誰か知ってんの?
津田の番号」
一同
「「「知らねー………」」」
東峰
「でも津田、賢そうだから…」
西谷
「そういう問題じゃないっスよ!旭さんっ!」
東峰
「す、スミマセン……」
田中
「こういうのはどうだ?
ロードワークも兼ねて2チームに分かれて捜して、見つけたチームは食いたい物を武ちゃんに作ってもらうご褒美つき!」
菅原
「津田は?」
田中
「あいつを見つけたら………
あいつに何か作ってもらうか!もう一品!!」
西谷
「あいつ料理得意そうだったしな!」ニッ
澤村
「じゃあ、そういうことで
捜すか!」
一同
「オースッ!!!」
晴天の空の下、男達の雄叫びが響いた