第17章 迷子の雛ガラス
5月3日
7時の少し前
日向
「………外、走ってきたのか?」
影山
「それ以外になにしてたように見えるんだ?」
葵
「あ、はよー」
日向
「あ、はよー
津田も走ってきたのか?」
影山
「うス」
葵
「僕はもう走ってきた
今、武田先生が朝ごはん作ってるの手伝っている」
そう言って、立ち去った
日向は皆の布団を干し、津田は朝ごはんを手伝っている
影山は密かに、ライバル心を燃やした
影山
(………、津田が作った朝ごはん……!!)
武田先生
「凄いですね!
料理いつも作ってるんですか?」
葵
「はい」
武田先生
「いやー、助かります!
手先器用ですね」
葵
「そう………ですか?」
ちょっと嬉しい
しばらくして、皆がやってくる
田中さん
「武ちゃんこれ全部作ったのか!?」
武田先生
「津田君も手伝ってくれたんです」
一同
「え、(⊙ω⊙)」
葵
「何ですかその顔」ムッ
田中さん
「お前……」
西谷さん&田中さん
「「女子か!!」」ブフーっ
葵
(いや、女子ですけども)
そして、笑いをこらえている方が1名
影山は何故か少し興奮?しているように見えた
大地さん、菅原さんと旭さんは私の顔を見てなんか、感涙?してるし……
大地さん
「よしっ、じゃあいただきます!」
一同
「いただきます!!」