第8章 あなた想う気持ちに変わればいいのに
さとしのことを思い出してから、
なんかいつも以上にボーッとしちゃって
雅「……げ!おい!ゆいはげ!!」
まさきちが目の前に来てることも
全然気づかなかった。
「あ、まさきち。どーした?」
雅「こっちのセリフ!(笑)
なに?なんかあったの?!」
なんかあった?
……ううん。なーんもない。
「なんもないよ?」
雅「なんかすげぇ、」
「ん?」
雅「なんか、」
「ん?」
雅「やっぱ、なんでもね。」
「何?気になるじゃん(笑)」
雅「すげぇ恋する乙女の顔してるね//」
「……え、」
そんな、顔してるのかな?
さとしのことばっか考えちゃって、
そんなとき私、乙女の顔になってんのかな?
「んふふ」
やっぱりあたし、さとしがすきなんだ。
雅「なんだぁー?(笑)
もしや、大ちゃんと、
あーんなことや、こーんなこと、
しちゃったのかぁ!?」
「大野?」
…………!!!
まずい。
さとしのことを考えすぎて、
大野のこと忘れてた。
捕まえとくって
約束したばっかじゃん、、