第8章 あなた想う気持ちに変わればいいのに
○「そう!
鼻ん中、詰めてみ?
面白いぞ(笑)」
は、はなのなか?!
「イヤだ!!気持ち悪い!!」
思わず貰ったダンゴムシを放り投げていた。
○「っっひっでーーー(笑)
鼻ん中入れるよりひでえ(笑)」
「あ、つい……(笑)」
○「やーっと笑った(フニャ)」
「……え?」
○「泣いてばっかじゃだめでしょ?」
「だ、だって、、怖いんだもん……」
今から注射と思うと、また泣きそうになる
○「ほれ、笑って?にぃーーー(笑)」
その男の子が私の頬を持ち上げる
「痛い痛いぃぃもう!(笑)」
○「これ、注射より痛いべ?」
ほっぺを持ち上げるその手は、
確かに少し痛いけど、
気持ちいいくらいだった。
「ほんとに?」
○「……ね?怖くない!」
男の子がそういうと、
本当に怖くないって思えて、
あんだけイヤだったのに、
すごいなっておもった。
「おにいちゃん、だれ?」
○「……さとし」
「さとし、ありがとう」
○「おう!//」
照れながら笑うおにいちゃんに、
私は
恋をしたんだ。