第7章 こんな気持ち分かって欲しいのだから
ゆいは・まほ「「おっはよ~」」
教室に入ると、
まさきちがあたしの席に座って
ゆめとなんか楽しそうに話してた。
「ゆめ!まさきち!
おはよーござーすっ」
結愛「あ、来た来た」
「来ますよ(笑)」
雅「俺は知ってんだぞっ」
「へ?何が?」
結愛「今日大野さんと一緒に来たんでしょ?」
雅紀「今日大ちゃんと一緒に来たんでしょ!」
…………わーお。
息ぴったり(笑)
結愛「何、笑ってんのよ(笑)」
雅「なんだ、なんだ~?
思い出してにやけてんのか!?」
……そんなんじゃないし。
「…………………………」
結愛「なんか、あった?」
ゆめ、、もーあたし分かんないよ……
「大野に、伝わらないの……」
結愛「……え?」
「あたしだって、大野のこと好きなのに、
大野は分かってくれないの。
辛そうな顔して笑うの。」
雅「好きだからだよ。」
「…………へ、、?」
雅「大ちゃん、ゆいはのこと
大っっっっ好きだから、
ゆいはのことが特別だから、」
「とく、べつ……?」
雅「そう。分かる?」
「わかんない。」
雅「大ちゃん、彼女とかいたことないの。」
…………え、、
嘘……
雅「今までそーゆーの全く興味無くて、
俺とばっか遊んでたの。」
なんで……。
正直、大野はかっこいい。
だから、モテないはず、ないのに。
雅「大ちゃんね、告白されても
OKしたことないの。」
OKしないって、
どーゆーこと?
じゃあ、なんで、
あたしと付き合ってるの?
結愛「他の女の子と、ゆいはは違うんだよ。」
「…ちがう?」