第6章 あなた想う気持ちは誰にも負けない
Yuiha-side
「はーいじゃあ、さいなら~」
担任の気の抜けた挨拶とともに
クラス中がざわざわしだす。
「今日も1日なげかった。」
雅「ほんと、なげかったね(笑)」
「火曜日の時間割ほどつまらないものはない。」
雅「体育ねーからね~」
とかいいながらも
まさきちいっつもたのしそーだし(笑)
「……んじゃ、ばいび~」
雅「あいかわらずはぇ~なあ(笑)」
「帰宅は速くてなんぼでしょ。」
せりか「あっゆいは、はやっ(笑)
バイバーイ!」
「バッハハーイ!」
結愛「もー帰んの?(笑)」
「まだ帰んないの?」
結愛「ぶはっ!バイバイ」
「あでゅ~」
速く家に帰りたい。
速く家に帰りたい。
速く家に帰りたい。
速く家に帰りたい。
速く家に((黙れ
学校が嫌いって訳じゃない。
友達と話すのは大好きだし。
でも、
家が好きすぎんの(笑)
すれ違う何人かに挨拶して
正門を抜ける。
やった!
今日もいちばんのり
「……ゆいはちゃんッッ!!」
歩いているあたしの腕をつかんで
誰かがあたしの名前を呼ぶ。
「あ~おーのさんだあ!!!
今日は大野さんにみつけられちった(笑)」
智「…………ハァ、もう、何で、
先、帰ろーとすんの、、ハァ、、」
「え?一緒に帰る約束、してました?」
智「してなくても帰んの!馬鹿。」
「え、なん、「いーから!」
智「いーから!ほれ、家、どっち?」
えーやったあ!!
大野さんと一緒に帰れる
差し出された手を無視して
大野さんの腕にくっついた。