第1章 進撃の巨人/恋愛/エレン
そして、あっという間に次の日になった―――。
ゼーレは、来てくれるだろうか・・・。
そんな不安を抱えながら、いつもの様に掃除などをしていた。
すると、
「エレン?大丈夫?昨日からずっとボーとしてるけど?
なにか、考え事?」
上司でもあり、とても頼りになるぺトラさんが声をかけてくれた。
俺は、ペトラさんにゼーレのことを相談しようと思った。
しかし、もしゼーレがこの兵団の子じゃなかったらどうしよう・・・。
それなら、ゼーレはどうなるんだろう?
「はい、ちょっと考え事しているんですよ。
まぁ、大したことないんですけど・・・」
そんな気持ちがよぎり、相談しようにもできなかった・・・。
「・・・そっか!じゃあ、また困ったことがあったら私に言ってちょうだいね♪」
「はい!!」
後、もう少し・・・、後もう少しで昨日と同じ時間になる。はやく、あの子に会いたい。あの子は来てくれるだろうか・・・。
そんな思いを抱えながら、昨日と同じ場所へ向かった。
もちろん、あの子に会うためだ・・・。
そして、昨日と同じところへ向かったら、あの子は―――