第2章 黒バス/夢主/逆ハー/キセキの世代/夏祭り
そこには、むっくんときせくんが金魚すくいを必死にやってる・・・
「な、何やってるの・・・?」
「見ての通り、金魚すくいっすよ~。
どっちが多く取れるかって話になってすね・・・」
「きせちんには絶対負けないし~」
そんな姿を、後ろで見ていたら・・・
「「あっ・・・!」」
そんな声が聞こえ、よく見ると・・・
金魚すくいのポイが破れていた
そして、金魚の数を数えると・・・
引き分けだった
「引き分けだね・・・」
「負けたっす~!」
「・・・負けた・・・」
落ち込んでる二人を、慰める
「まぁまぁ、金魚すくいなんだから・・・、他の物で勝負すればいいんじゃない?」
「違うっすよ!俺等はどっちが多く金魚を亜弥音っちに渡せるか勝負してたんっすよ!」
「そうだし~」
えっ、まさか私のために・・・!?
「せっかく、これを機会に俺の事を好きになってもらおうとする予定だったんすよ?」
「何言ってんの?亜弥音ちんが好きになるのは俺だし~」
争い始める2人・・・
「2人は私の為に金魚すくいやってくれたんだよね?ありがとう♪私に出来ることがあったら・・・」
2人共、私をすごい形相でみている・・・
「えっ・・・」
「本当に出来ることならやるんっすか?」
「嘘はなしだよ、亜弥音ちん」
「私に出来ることなら・・・!」
2人共、考えている・・・、何しなきゃいけないんだろ?
「じゃあ、俺の事を“きせくん”じゃなくて“りょうた”って呼んでくださいっす!
俺だけ、“きせくん”じゃないっすか。
俺だって親近感わくような呼び方して欲しいっすよ!」
「分かった!“りょうた”♪」
あ、りょうたすごく喜んでいる・・・と思ったら照れてる!?
後は、むっくんの願いだけど・・・
「んー、じゃあ、俺は・・・亜弥音ちんと一緒にりんご飴食べたい~」
「うん、いいよ♪」
そして、私と、だいちゃんと、むっくんと、りょうたの4人で残りの3人を探す目的と、りんご飴を買いに色々な出店を見ることにした・・・。
すると、
「あ、わたあめ屋・・・」
そこには、見覚えのある後ろ姿が・・・