第2章 黒バス/夢主/逆ハー/キセキの世代/夏祭り
そして、夜―――。
「ふぅ~、着付けに時間かかっちゃった」
折角の夏祭りなので、浴衣を着てみたのだが意外に時間を食ってしまった。
あの後、みんなと集合時間・場所を決め解散することにした
そして、今急いで待ち合わせ場所に来たのだが・・・誰もいない!?
すると、
「おう、遅れたか?」
6人が着物に身を包み、走りながら来る。
「いや、遅れてないよ♪それよりみんなかっこいいね!」
思ったことをすぐ言う
本当に思ったからだ
「亜弥音っちの方こそ可愛いっすよ♪
ところで・・・俺等の誰が一番かっこいいんっすか?」
返ってきたのは意外な答えで・・・
「えっと・・・それは・・・」
「ねぇ、答えてよ~」
「そ、そういえば、さつきは?
みんな、さつきと一緒に来てないの?」
さっきから気になっていたこともあり、話をそらすように言った
「あぁ、あいつは急用が出来たから来れないってよ。」
「そうなんだ・・・、残念だなぁ。せっかくみんなで来れると思ったのに・・・」
「ほら、元気出せよ。精一杯祭り楽しめばいいじゃねぇか。」
と、だいちゃんが頭を撫でながら言ってくれる。
「よーし!さつきがいないのなら、さつきの分まで遊ぶぞ~!」
そして、祭りの出店がいっぱいある所へやってきた。
「うわぁ~~!いっぱい楽しそうなのがある!!」
人だかりが多いが、それでこそ祭りというものだ。
「さぁ、何からしよっかな~?」
そして、ふと見つけたものは射的だった。