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第2章 start


***


「兄さん……どうしたの?」

「うわああ! !聞かないでぇ! !」


兄さんがなぜか下着姿で帰ってきたかと思うと、赤面した顔を両手で隠しながら階段を駆け上がっていった。
いったい何があったんだ……兄さんって露出狂じゃないよね?
リボーン君が何かしたのだろうか……うん、きっとそうだろうね。


「リボーン君、兄さんどこ行ってたの?」


足元に立っているリボーン君に尋ねる。


「好きな女に告白しに行ってたんだ」

「好きな女……笹川京子さんのことか」


前に兄さんが笹川京子さん……彼女のことを、天使のようだと言っていたのを今でも覚えている。本気で惚れているのは一目瞭然……で、なんで下着姿。


「ツナは死ぬ気になったってことだ」

「いやだからなんで……はぁ、風邪引かないといいけど……」


問い詰めても無駄だと悟り、追求するのを止めた。
兄さん……色々言いたいことはあるけど、とりあえず……、


「帰ってきたら「ただいま」くらい言ってよ」


【start】end

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