第3章 想い人
「うわ――――っ! !」
「!?」
突如として聞こえてきた兄さんの悲鳴。
慌てて兄さんの部屋に駆け込むと、そこには西洋の処刑器具で有名な、ギロチンにかけられた兄さんの姿が。
板に首を挟まれた兄さんの頭上にはキラリと光る刃が……。
「って兄さん!?何してるの!」
「アキ!助けてぇぇ! !」
「え、ど、どうやって!?」
どうすれば助けられるのかと考えていると、後ろから声が聞こえた。
「何やってんだ?ツナ」
「リボーン! !止めて!助けて! !」
止めて……?ってことは、これやったのってリボーン?
自分の教え子を殺そうとするなんて……リボーン君は何を考えてるんだ。