第4章 破壊欲望 2
『•••ん•••ヤダ•••ぁ』
『•••かわいい•••殺したいくらい•••••』
いつもの真面目で凛としているヘルマンが俺の前で淫らな声をあげている。それはとても可愛く俺の束縛したい欲望がそそられる。
凛々しく周囲を威圧する軍服も今や俺の手によって完全に乱され、軍服の威厳は微塵もなかった。
ヘルマンの知り合いのルドルフやオスヴァルトにこの光景を見せたいものだ。彼らが目にするのは乱れたヘルマンが白い軍服を身につけた俺に犯されているところだろう。そしてヘルマンはアーダルベルトの物だとわからせたいものだ。
『•••ぁ•••イグッ•••ぅ•••』
ピュッと音を立てヘルマンからドロっと白い精液が吐き出される。ヘルマンは黒い軍服なので白い精液はとても目立ち、更にヘルマンを淫乱な姿にした。
『•••••誰が射精していいといった•••』
『•••ぁ•••ごめ•••ふぁ•••』
ヘルマンからみたら俺はどんな表情をしているのか•••。
多分とても怖い顔をしているのだろう。金色の瞳からは大粒の涙を浮かべながら俺を見ていた。少し前までは愛くるしい笑顔を見せながら話しかけてくれていた。その素敵な笑顔を俺だけに見せるようになればどんなにいいだろうか。ヘルマンを俺のものにできるなら何人でも殺す覚悟はあった。
そうすればヘルマンはきっと俺を好きになってくれるはず•••