赤「僕の婚約者だ」貴「違う!」キセキ+桃「婚約者!?」
第9章 お出かけ
赤司side
赤「なに頼む?」
貴女「バニラシェイク」
赤「分かった。」
テツヤと一緒だな
店員に注文し、注文したメニューが届いた。
僕はホットのブラックのコーヒーを頼んだ。
赤「…ここのコーヒーはイマイチだな」
貴女「自分が頼んだのにそんなこと言うんだね。征十郎は」
赤「悪いかい?唯」
唯はクスッと笑い。
貴女「そんなことないよ。私もつい言っちゃうときあるからね。もしかして私の作る料理も美味しくない?」
と不安そうに尋ねてくる。
赤「唯の料理は文句がないほど美味しいよ。だからそう不安がることはない。」
そう僕が言うと唯はパァッと花が咲いたような笑顔を見せた。
貴女「ありがと!征十郎!」
そうだ僕は彼女のこの笑顔に恋をしたのかもしれない。
赤「ねえ唯」
貴女「なぁに?」
赤「唯が食べたい」
貴女「ゴホゴホッ!はぁ?何言ってんの!?」
赤「ねえいいでしよ?唯…」
貴女「いきなり何本当にそれに甘い声で言っても絶対折れないからね!それに公共の場でそんなこと言わないでっ!」
赤「じゃあ」
と僕は耳元に近づき…
赤「唯…君を食べたい」
貴女「お断りよ!それに私そんな経験ないし(ブツブツ」なんか最後のほうは聞き取らなかったけど…
耳元から離れ、席についた。
赤「ねぇ、結婚式はいつにする?」
貴女「なっ何よ。またいきなりそんな話?」
赤「だって婚約者だろ? 」
貴女「だからと言って結婚するって決まってない。
婚約破棄っていうのもあるでしょ」
とストローでシェイクを軽く混ぜる。
赤「婚約破棄なんてさせないよ。言っただろ?君を落とすと」
貴女「言ったけど…」
赤「どう?じわじわと落ちてきてる?どう?」
貴女「はぁ?」
顔が赤い…可愛い…
赤「ねぇドキドキする?」
少しずつ顔を近づけていく。
赤「ねぇ…どうなの…?」
貴女「どっどうって…」
そして、唇と唇が触れる数センチ…