第1章 BLEACH/夏祭り
そしてあっという間に翌日がきた。
僕らだけが休暇を取る訳にはいかないかなんか知らないが、
他の隊のごく数名も現世の祭りに行くこととなった。
そして今僕は何をしてるかというとー・・・
乱菊「一番に阿近さんに見せるんじゃなかったの?」
「だって一人では着れないもん・・・」
乱菊「私は着れたけど?」
「ら、乱菊は慣れてるからだろ!?それより進めてくれ・・・阿近さん、待ちくたびれてる、かも」
乱菊「はいはい」
浴衣の着付け中。←
そのごく数名の隊士の中に乱菊もいた。
乱菊も浴衣を着ていたが、紅い布地に白い菊の模様だった。
まさに乱菊っぽい。これが乱菊。←
女の僕でも色っぽいと思う。
乱菊「はいできた。ほら、早く見せに行って行くわよ」
「うんっ!!ありがと!」
僕は急いで阿近さんの所に向かった。
「阿近さー・・・ん!?」
白哉「梅春」
「朽木隊長が何故ここに・・・?」
阿近「お前に渡したいモンがあるみてぇだ。・・・それより」
「???」
阿近「お前、走ってきたな?」
「・・・うん。?」
白哉「・・・身なりを整えろ。」
「・・・わっ!?」
自分の姿を見ると、着崩れていた。胸元が丸見えじゃないか!!見せる胸なんてないけどな!!(涙)←
急いで整えてると、朽木隊長が僕の髪をいじりだした。
「隊長?」
頭に手をやると、なにやら髪飾りみたいなものが。
白哉「簪だ。」
「おぉっ!」
白哉「・・・気にいったか?」
「はい!ありがとございますっ」
ニコッと元気よく笑うと、朽木隊長は優しく微笑んだ。
阿近「似合うじゃねぇか。浴衣も簪も。」
「浴衣は阿近さんのおかげですよ!やっぱ何か買ってきます」
阿近「いらねって」
「朽木隊長にも買ってきますから、留守番頼みます」
白哉「行って来い」
「いってきまーーーすっ」
二人に大きく手をふりながら僕は乱菊の元へ駆けた。
阿近「・・・あれ、また着崩れるな」
白哉「・・・解せぬ」←