第1章 彼女との出会い
「よーし決まりだ!さあついてこい!!」
―グイっ!
「うわ!?」
1年前を思い出してた私は不意に現実に
戻された
金髪の男に腕を引かれてる
「ちょ…やめてください!!」
抵抗するが、やはり男の力にはかなわない
嘘!!もういや…!
あのくそ兄貴!!!
「だ…誰かぁ…!」
誰でもいい…!た、助けて!!!
目をつむった もう背けたい現実に
―ドカっ!
腕が捕まれてた手が離れた
不意に力が抜けて地べたに座り込んだ
静かに目を開けて見たのは
さっきまで私の腕を掴んでた金髪の男
そして1つの影
影の主が口を開き言った
「はーい勇者ゆいちゃーんが現れたには
もう大丈夫だよ~ お嬢さん」
私は声の主に顔を向けた
そこには赤茶色の髪の毛をなびかせ、赤のカラコンを
入れた私と同じ制服に同じ色のリボンを着ている女の子
これが彼女はとの出会い
これが木崎野唯との出会いだった…。