第2章 いざ! スクールライフへ!
「うわっ…!もうこんな時間!?」
「でしょ?あ、学校一緒だよね?急ごっ!」
「あっ!はい!」
私達は、小さな路地を小走りで抜けた
*
「おっしゃ!着いた…って案の定閉まってるぅぅう!!」
と赤茶色の髪の女の子が顔に手を当て上を向いてた
私は膝に手をつけ、息をととのえていた
ど…どうしよう!私のせいで遅れたのに…
「どうしよっかこれ もうさぼっちゃう?」
はははっ…と女の子は髪を耳にかけて
こっちに振り向き軽く笑った
よくよく見たらすっごく美人だった
サイドに軽く三つ編みを編み込んでて、
前髪を左に寄せてピンを2本差してた
長さは肩よりちょっと長めだった
そして私は腰まである黒髪に右に青チェックの
シュシュをして髪を垂らしてた
今となってはもう走ってきてぼさぼさ
なのだが…