第2章 ポケモントレーナー登場!
一瞬ぞわっとしたけど、勇気を出してちょっと大きめの声を出してみた。
「ちょ、離して下さ……!!」
「君、リタじゃないか?」
何この少年…本当の不審者…でも…
「え?なんで私の名前を……」
「やっぱりそうなんだ!良かった、やっと見つけたよ!」
ガバッ!!
「ひゃっ!!!」
「無事だったんだな!あの世界が終わってから俺たちは離れ離れになってしまったから…」
「あ、あの…何の話ですか?」
「えっ」
「えっ?」
「そっか…リタは覚えてないんだね。ショックが大きかったのかな」
「えええっと、感傷に浸る前に一から説明してもらっても良いですか?」