第1章 サディズムな彼女
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「ねえ」
「...何ね、今お楽しみ中よ、話しかけるな」
「いいじゃない。拷問は引き続き受けてあげるから質問させて?」
ルイは今、拷問を受けている最中であった。
明らかに不機嫌になった彼、名をフェイタンは彼女の上からな所に不満を感じた。
そう、彼女がきてからフェイタンは彼女に対して不満を募らせるばかり。
拷問をしても痛がらない、ましてや彼女は終始フェイタンの顔をニヤリとした表情で見つめる。
今にも不満を爆発させそうな彼に構わず話をし始める。
「あなたには性欲があるの?」
「性欲?ハッ無いわけないね。それよりもワタシは拷問の方が好きよ」
彼の答えにふーん、といった表情で口角を上げる。
「それともお前、こちの方が恥辱を感じるか?」
そう言って彼女の服を引きちぎると、白い肌にフェイタンによって付けられた傷が痛々しく浮き上がっており、そこを執拗に舐め始めた。