第3章 特殊な念能力
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ルイが部屋から出ると同時にフェイタンが入ってきた。
フェイタンの眉間にはいつもより深い皺を寄せていた。
「団長、話あるね」
「何だ?フェイタン」
「あの女の事ね。フィンクスがあの女で困てるらしいね」
その言葉にクロロは小さく吹き出すと
「それはフェイタンもじゃないのか?」
と言った。
「フン、そんな事はどうでもいいね。それよりも、何故あの女ここにいるか?」
「何故だろうな...強いて言うなら俺が気に入った、からかな」
フェイタンは鋭い目を一瞬見開き、また元に戻す。
「団長が?珍しいね。念能力者か?」
「そうだ、でも少し特殊でな、特殊な能力発動時以外は強制的な絶になるらしい」
「....その能力はいつ発動するか?」
「性交した時だ」