第2章 クロロの威圧
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重ねて離れてを繰り返すうちにクロロの口付けはだんだんと激しさを増す。それと同時に彼女の息も荒々しくなっていく。
口を開けろと言われ、開ければすぐに彼の舌が侵入し、口内を犯していく。
ぴちゃぴちゃと卑猥な音を立てながら、彼女の理性は崩壊する寸前だった。
「....んっ...クロ...ロ...もっと」
「もっと、何だ?」
「もっと....犯して....」
「フッ意外と素直なんだな
でも今日はここまで」
「え...?」
突然行為を止めたクロロに、ルイの昂ぶった気持ちは行き場所を失ったようだった。
「俺も仕事が残ってる。また今度のお楽しみだ」
その言葉に彼女は小さく頷くしかなかった。
「そんなにヤりたかったのか?」
顔を上げると意地の悪い表情を浮かべて笑うクロロ。
間違いない。
この人こそ天性のサディスト。そして私はこの人にどうしようもなく惹かれた。