• テキストサイズ

BLEACH第一章『Opening』

第4章 Mighty Long Fall


[黙契秘脂]1


「んー美味しい!乱菊さん私、やっぱコレ選んで良かったです!」

目の前に運ばれてきたものを一口含むと、奈々美は歓喜の声を漏らした

「本当?それは良かった。
ねぇ一つ聞いていい?アンタどうしてそんなに目が腫れてんの?」

その言葉と同時に奈々美のスプーンを持つ手が止まった
乱菊は満遍の笑みである

「…気付いちゃいましたか?」

「うん、大分前から。って言うか今日初めて奈々美を見たときから」

「……」
(今一瞬忘れてた…。バレないと思ったんだけどなぁ)

「昨日泣いたの?」

乱菊が優しくそう問い掛けると、奈々美は持っていたスプーンを机に置き、姿勢を整えた

「…実は昨日泣いたんです。夜に。まぁその理由は先程話した日番谷隊長の事なんですけど」

「ふぅ~ん。隊長も自分が好きな女を泣かすって、罪な男よねぇ」

試しに乱菊がそう呟いてみるが、やはり張本人は聞き入れていない様子

「あの乱菊さん。私が昨日泣いて目が腫れたと言う事は、特に日番谷隊長にはご内密にして欲しいんですけど…」

「ああ隊長ならもうとっくに知ってると思うわよ」

/ 162ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp