第3章 Lonely warrior
番外編[破天荒]2
「おっ俺、どうすれば…!」
「理吉!お前は取り敢えず逃げろ!お前がとやかく出来る相手じゃねぇ。ここは俺が出来たら何とかするから。
それと隊員にここには絶対に近付くなって言っとけ!死ぬから!!」
「はっ、はい!」
恋次を背に威勢の良い返事をすると、理吉はその場を出て行った
目の前には刃となった桜と青白い閃光が舞っている
「…たっくしょうがねぇな。咆えろ 蛇尾丸!!」
恋次が刀を解放して渦中に入って行くも隊舎の損害は大きくなる一方
すると、その部屋に一人の死神がやって来た
「失礼します。白哉兄様、書類を……ってええっ?!」
「おおルキアか!ちょっとコレ静めるの手伝ってくれるか?!!」
そこに来たのは白哉の義妹、朽木ルキアだった
傷だらけになりながら恋次が言うと、彼女は持っていた書類の束を机に置き、こちらに寄ってきた
「あれは一護ではないか!恋次、これはどういう事だ?!」
「ちょっと今説明してる暇はねぇんだよ。それより早くしねぇとマジで隊舎壊れる!!」
「ええいっ!何がなんだか全く分からぬが……舞え!!袖白雪」
パキンッ…
「ルキアの頼みなら仕方あるまい。今回だけだぞ黒崎一護。本来なら貴様を我が屋敷に迎えるような義理は無いのだからな」
結局、経緯を恋次から教えて貰ったルキアが白哉に直談判をし、今回の一護の宿が決まったという
End
破天荒(ハテンコウ):人がまた成し得なかったことをやること。前代未聞