第2章 Opening
[無礼講]2
「奈々美が駄目ならどうするかなぁ。恋次の家は物が溢れ返ってそうだからな。…おっそうだ白哉の家に泊めて貰おう」「「「!!!」」」
一護以外の全員が驚いた瞬間だった
「白哉って六番隊の朽木白哉か?お前それ本気で言ってんのか?!」
「えっ?だって 恋次以外はルキアしかいねぇし、アイツだって白哉と一緒の家に暮らしてんだろ?なぁに何とかなるって!」
「一護、アンタの無謀には開いた口が塞がらないわ。知らないわよ朽木邸に千本桜が舞っても」
「だーい丈夫だって!そしたら俺切るし。それにしても冬獅郎、俺を心配してくれるって事は泊めてくれんのか?」
「馬鹿者!誰がお前など泊めるか!!それと心配もしてねぇ!」
「はいはい。じゃあ早くしないとアイツら帰っちまうから俺行くわ!じゃーな奈々美。明日も来るから」
それだけ言うと一護は壁に立て掛けてあった斬月を手に取り、十番隊を去って行った
(うわっ、大きな斬魄刀。今までに見た事無い)
「…隊長妬いてます?」
「…?、俺が何を焼くんだ?」
「ハー。ダメだこりゃ」
その翌日も一護は宣言通り十番隊に現れ、その都度小さな雷が落ちたという
無礼講(ブレイコウ):上下の区別なく礼儀を気にしないこと