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BLEACH第一章『Opening』

第2章 Opening


[距離感]1


結局副隊長たち全員と打ち解けられた奈々美は楽しい時間を過ごしていた
何時間かが経ち、深夜にやっとお開きになった居酒屋にはもう奈々美
たち以外の客はいなくなっていた

「わりーな。俺ちょっと隊舎に忘れモンしてきちまった。悪いけど吉良と阿散井でちょっと乱菊さん頼んだぞ」

こう言っているのは黒髪の九番隊副隊長、檜佐木修兵
彼の隊長、東仙要も藍染と共に尸魂界を去り、今は虚圏(ウェコムンド)にいると推測されている

「任せて下さい檜佐木さん。ちゃんと責任持って届けるんで」

吉良イヅル

彼もまた自身の隊長、市丸ギンに裏切られ、心に深い傷を負った一人である
今回の呑み会はこの一連の話でもちきりで、奈々美はその時の状況、過程などを詳しく副隊長たちに教えてもらっていた
それは恐らく酒の力もあるのだが、一番酔っていたのはやはり乱菊であった

「こんなに呑むんですねーウチの副隊長さんは。本当にご迷惑をお掛けします」

今回酒を一切呑まなかった奈々美は一番元気である
当の乱菊は酔った勢いでそのまま眠ってしまい、今は恋次とイヅルに挟まれ肩を預けている状態になっていた

「別にいいって!いつもの事だし。今日は楽しかったな楠木」

ニッと口角を上げて笑う彼は阿散井恋次
彼の所属する六番隊の隊長は、かの四大貴族朽木家の現当主、朽木白哉である
とても清楚で容姿端麗であるが、自分に厳しく他人にも厳しいため、隊員には恐られがちである

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