第6章 NOTICE
[陰陽和合]1
*乱菊side*
「…嘘でしょ…?こんなのアリ…?」
私、松本乱菊は今四番隊を出て、十番隊舎へと歩いて帰っています
この前まで梅雨だと思ったら今はもう夏
日差しが暑くてたまんない
日焼け止めは尸魂界(コッチ)のより現世のヤツの方が使いやすくて効き目があるから、いつもそっちの方を使わせて貰ってる
でもそれをいつ買ってるかって?
決まってんじゃない、現世に言った時にまとめ買いすんのよ!
そんなすぐ現世に行かれる訳でもないし、買う時はおびただしい量になって店員に睨まれたりするけど、そんなの気にしない
美しさを保つ為ですから!
『それはですね?━━━』
『! 、待って、雛森アンタ正気?!』
『勿論です』
あの時受けた衝撃が今でも忘れられない
自分の胸を押さえなくてもドキドキしてるのが分かる
隊長…、奈々美…
あなたたちまた、雛森に振り回されますよぉ
「…怖っ!!」
本当は物凄く暑い筈なのに一瞬震える程寒い思いをしたのはきっと私だけ
「おーい乱菊ちゃぁん。久しぶりじゃなぁい」
「こんにちは乱菊さん」
「あ、京楽隊長に…七緒まで」
「どうだい?ウチで一杯、やってくかい?」
「喜んで!!」
七緒がなんかギャーギャー言ってるけど、そこは放っておくのが鉄則
『じゃあ私が隊舎に帰ったら真っ先にに奈々美に報せとくから』