第5章 Locations subject to rainbow
[条件反射]2
「お、おい黒崎!君って奴は何て事をしてるんだ。早くその子から離れろ///」
「ソイツの言う通りだ黒崎!楠木からさっさと離れろ!!」
(俺だって暫くできてねぇのに…)
「わー黒崎くん大胆ですねー。えっ?!凄いこの子ちっちゃーい。可愛いー!」
「………」
冬獅郎の前には如何にもガリ勉的な要素を容姿を合わせ持つ眼鏡と、その後からは一護と似た様な髪色をしているこれまた巨乳美少女
そして最後には普段から無口なのか全く言葉を発しない大柄な男が言葉(?)を述べた
「あれ一護、その人たちは?」
「ああ俺の仲間だ。コイツらとあと猫一匹でルキアを助けに来たんだぜ?」
「へぇそうだったんだ!頼もしい人たちだねぇ!」
「いや、猫を気に掛けろよそこは」
冬獅郎の軽い突っ込みをスルーして会話を進めていく奈々美と一護たち
彼のイライラは募るばかりだ
「僕は石田雨竜、滅却師だ。それより楠木奈々美とは君の事か?黒崎が君の話ばっかりして五月蝿いんだよ」
眼鏡を上げて滅却師の部分をやや強調して言うが、最後は奈々美に笑顔を向けた
「私はねー井上織姫って言うの。よろしくね奈々美ちゃん!
私は死神でも滅却師でもない人間なんだけど、なんか…力が使えます!!」
あどけない笑顔で説明を大幅カットした彼女
差し出された手を奈々美は笑顔で握り返した
「俺は茶渡泰虎だ。…まぁ俺も井上と同じで人間だが特殊な能力が使える」
奈々美より遥か上の位置に顔がある彼だがとても優しい人だという事が分かった
「十番隊三席の楠木奈々美です!みなさん宜しくお願いします!」
それが良い事であろうとなかろうと、やはり直感と言うのは当たるものなのだ
条件反射(ジョウケンハンシャ):生物がある刺激に対して、本能的ではないが無意識に、一定の反応をすること