第5章 Locations subject to rainbow
[条件反射]1
「今日はとても良いお天気だし気候も暖かいし。何かいい事ありそうですね日番谷隊長!」
「そーかぁ?まぁでも気候はいいけどよ。松本はいつも通りサボるし。それに俺には何だか嫌な予感がするよ」
冬獅郎と乱菊の件が忘れ去られた頃、暖かく初夏らしい気候が尸魂界中を包んだ
「嫌な予感って何ですか?縁起でもない事言わないでくださいよぉ」
「お前そうゆうけどな。直感ってヤツは結構当たるもんなんだぜ?」
二人の何でもない会話
お互この時間が一日の中で最も幸せの感じられる時間となっていた
途端、よく知った霊圧が執務室に近付いてきた
「…!、この霊圧は…!」
「あー!でも今度は沢山ある。三つ…いや四つの霊圧」
眉間に皺を寄せ、最悪と言わんばかりの冬獅郎に、久しぶりの再開でテンションが上がる奈々美
「チッ…。だから直感は当たるって言ったんだよ!どうして今来るかなぁ…」
冬獅郎のこの言葉を最後に執務室の扉が思いっきり開かれた
奈々美が既に扉の前で出待ちをしている
「奈々美ー!!ひっさしぶりだなぁ。会いに来たぜ」
「一護!会いたかったよぉ~」
なんとその場の勢いでハグをした二人
ギャラリーはその姿に騒然とした