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【ポケモン】トリップとかありえn…ってしてるっ?!【擬人化】

第6章 仲間


遙人「…お前さ。」




Iたちの元へ向け、しばらく遙人の背で揺られていると、急に遙人に話しかけられた。


貴「…なに…。」

おぶられていることに少し膨れながらも、仕方なく俺は答える。


遙人「…んな不機嫌になんなよ。傷つく…。それよか、お前。アイツらどうするつもりなんだ?」


いきなりな質問に俺は理解を一瞬遅らせる。


貴「…どうするって…?あぁ、I達のことか。…俺は自然に帰そうと思ってる…。…アイツらもそれを望んでると思うからな…。」


それを聞いて遙人は、歩みを止めた。



遙人「…それは難しいかもな…。アイツら…おまえの親父たちは既に多くのポケモンハンターにIたちの回収を依頼してるはずだ…。…自然に帰すのは危険過ぎる…。」

そこまで言い終えると遙人は再び歩き出した。

…自然に帰すのは危険…。

思っても見なかったことに心が締め付けられる…。

Iたちは元の仲間たちのもとへ帰りたい筈だ…。


貴「…あのクソ親父ども、そこまでするのか…。…なぁ、遙人…。やっぱり、俺はまた実験されてるのか…?」


遙人「…そう…なるな…。…すまない…。」


遙人はとても申し訳無さそうに謝った。



貴「お前が謝る必要はないだろう。…薄々は分かってたことだ。慣れてる。…今回はどういう実験か、聞いてるか?」

…慣れてる…か…。

何強がってんだよ、俺。呆れて反吐が出る。


遙人「…。聞いてない。…俺は、信用されてないからな。…おい、雷夜。まだ着かねえのか??」


遙人は少し笑ったが、すぐに表情を戻して雷夜に訊ねた。


雷夜「あ、もう少し…て、今着いたよ。…おーいっ飛炎(ビャッカ)ー!!大丈夫ー!!?」


雷夜は部屋の前へ着くと躊躇い無く扉を開け、中にいるのであろう人物に呼びかけた。


「…雷夜遅い。もう押さえられない。早く来て。…ちゃんと遙人連れてきたよね…?」


すると中から静かなそれでいて優しめな声と共に…


「っ…!ここはどこだっ!!?あの馬鹿をどこへやった!!?」

という…


貴「…この声は、I…?…遙人ごめん。もう大丈夫だから降ろして。」

Iの声が聞こえた。
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