【ポケモン】トリップとかありえn…ってしてるっ?!【擬人化】
第6章 仲間
【遙人side】
「はる、と…。」
遙人「っ…!?」
…俺たちはロケット団基地から脱出したあと、ある程度は安全であろうポケモンセンターに逃げ込んでいた。あれから2日も経ってはいないが、碧は長い間家に引きこもっていたせいで体力が衰えていたのだろう。ずっと眠ったままだった。
そんな中、俺は傷ついているジュゴンたちをジョーイさんに預けたり、全く持って世話のかかる電気ネズミの相手をしたりと、ほとんど眠れていない状態だった。
やっと少し落ち着いてゆっくり出来る。
そう思った俺は、碧の傍の椅子に腰掛け少しばかり休養を取ろうとしたのだが、その最中に聞こえたのは、紛れもない碧が俺の名前を呼ぶ声。
俺はゆっくりと起こさないように、碧の頭を撫でた。
よっぽど疲れていたのだろう。俺が撫でたのも全く気にせず、静かな寝息を立て続けていた。
…俺も少し眠ろうか…。
コイツの寝息を聞いているうちに、俺は静かに夢の中へと誘われていった…。