【ポケモン】トリップとかありえn…ってしてるっ?!【擬人化】
第4章 それぞれの過去
【I side】
……その後の生活はまさに地獄だった。
ろくな飯もなく、毎日毎日変な薬を射たれ、拒めば電気ショックで気絶させられ射たれた。
そんな日々が何ヶ月か続いたある日のことだった。
科学者「…I、起きなさい。検査の時間です。」
毎日行われる検査。いつも通り。
そう思っていた。
俺はゆっくりと目を開け、起き上がる。
そのとき、違和感があった。
体が、いつもより軽い。
そして、俺の尾鰭であったはずの場所には
I「…なんだよ…これ…!」
人間の足が…生えていた…。
科学者「成功ですね!!!…I、技を使ってみてください。…っと、言うまででもないですか。」
おい、なんだよ、これ…。
I「…てめーら…俺に何した…?!」
俺は構わず、冷凍ビームを放った。
I「兄貴はっ…!Cはどうしたっ…!!?…おまえら、Cにも同じことをっ…?!」
科学者「あなたたち兄弟は素晴らしい!!…今までのポケモンたちはどれも失敗でした…。…それに比べて本当にあなたたちは素晴らしいのですっ…!」
ふざけんなっ!
I「今までに何匹のポケモンが、犠牲になったっ…?!」
科学者「…さぁ…?…不良品に興味はありませんので…。いちいち覚えていませんねぇ…。」
っ…!!
I『…お前ら…。消えろ…。』
俺は、気づいたときには元の姿に戻り、自分の力を制御できなくなっていた。