第7章 進撃!体育祭!
公園についたところでミカサはエレンの腕を離した
「エレン…アニと何があったの?」
「何だよ…そんなことかよ!アニが道端で倒れててさ…」
エレンはあの日のことを話した
「私が寝込んでいる間にそんなことを…あの女狐め…」
「女狐ってお前なぁ…」
エレンはあきれた顔をした後アルミンに聞いた
「なぁ女狐ってなんだ?」
「意味わかってなかったの!?えーとね女狐って言うのは人を騙す悪賢い女性って意味だよ」
(ミカサはおそらくエレンの優しさに漬け込んだと誤解している…)
「そんな意味だったのか!おいミカサ!」
「どうしたの?」
「俺アニに騙された覚えないぞ?そんな悪い奴じゃないし」
「聞いてエレン…あなたは鈍感だから気付いてないだけ…本当は今もエレンは騙されている」
「そうは思わねーけどなぁ」
「絶対にそう」
ミカサはエレンの肩を掴んだ
(ミカサがエレンを洗脳しようと…僕から見たらミカサがよっぽど女狐に見えるけど言ったら殺される…)
「それよりコロッケ食わな…」
「もう食べた」
「そろそろ帰ろ…」
「まだ夕方、時間はある」
(すごい…ミカサがたたみかけてる…エレン…こっちを見て助けを求めないでくれ…もし助けようものなら僕にも被害が来る…ごめんよ)
エレンのSOSの眼差しに対しアルミンは温かい目で見返した
「ハックシュン」
アニは思いっきりくしゃみをした
「風邪?」
「いや、風邪じゃないと思うけどすごく寒気がする…」
「風邪じゃないけど寒気って…風邪じゃん……それじゃなかったら誰かに噂されてるんじゃない?」
ミーナは笑いながら言った
(噂か……誰がそんなことを?)