第7章 進撃!体育祭!
「今名案を思いついた…」
名案を思いついたように見えないほど顔はこわばったままだった
「嫌な予感しかないんだけど?」
「大丈夫…至極簡単な名案…」
ミカサはアニに耳打ちをする
「!?」
「どう?これなら勝ったもん勝ち」
「本人に許可は?」
「これからとる」
「乗ってあげるよ…その話」
そしてその場は何事もなく過ぎた
(ミカサはいったい何の話したんだ?)
アルミンの頭の中には?マークが浮かんでいた
「具体的には何に出ればいいんだい?」
「このプリントに書かれてる競技全部……借り物競争以外で」
プリントには二人三脚、障害物競走、借り物競争(男女)、パン食い競争(女)と書かれていた
「やってやろうじゃないか」
(何で私こんな乗り気になってんだろう?最初はからかうだけで終にしようと思ってたのに……ばかばかしいけどやるしかないか)
教室のドアが開きエレンが何も知らずに入ってくる
「おっす……何で皆端っこに集まってんだ?」
「エレンおはよう……まぁ察してよ」
アルミンが苦笑いしているとミカサが近づいてきた
「お!ミカサおはよう、いやー昨日は急にキレて悪かったな」
ミカサは進むスピードを変えずに来る
「エレンおはよう、私も悪いと思っている」
ミカサはエレンの近くまで来ると腕を掴み教室を出ようする
「またかよ!」
エレンは嫌そうに教室を出た
(この光景昨日も見たなー)
アルミンは温かい目でエレンを見送った