第7章 進撃!体育祭!
「アニ!あのさ!」
「やだ」
「え?まだ何も…」
「どうせミーナのことだろうから二人三脚しようとかでしょ?」
「え?」
ミーナは驚いた素振りを見せた後に真顔になる
「いや、違うけど…」
ミーナがそう言うとしばらくの沈黙が生まれた
そしてアニは顔を赤くしてそっぽを向いた
(アニかわいい…)
「うっそーもうアニったらかわいいな…」
ミーナはにこにこしていたがアニは真顔だった
「へぇーあんたいつからそんな技覚えたんだい?」
「あの…いや、別に技というか…本当謝るからさ…足を執拗に後ろから蹴るのやめて…結構痛い…」
横並びで歩きながらミーナの後ろ足を交互にアニは横からふくらはぎを狙って蹴っていた
「アニの蹴り強いんだからやめてよね!本気で蹴ったらどうなるんだろう…きっと打撲必須だよね」
「いや、本気で蹴ったらそんなもんじゃないと思うよ?」
「……」
(アニを怒らせたら私の足が無くなる…)
「冗談だよ…」
こんな話をしながらも結局二人三脚にでることにした