第7章 進撃!体育祭!
「ユミル…一緒に出ない?」
クリスタはプリントの二人三脚の部分を見せた
「そんなのかったりーって出るだけ無駄だ!」
ユミルはあきれた顔をした
「え?出てくれないの?ユミルなら出てくれると思ったのに」
クリスタは少しうつむきながら言った
「いや、まぁめんどくさいじゃん?」
「もういいよ…」
クリスタはふらふらと歩き始めた
「おいどこ行くんだよ!」
「どこって…他の人の所だよ…組める人いるかなぁ」
クリスタは振り向かず肩を落として歩いた
(クソ!まずい…クリスタがいっちまう)
「分かった!分かったよ…私が出るから…待ってくれ!」
クリスタはしばらく立ち止まり満面の笑みで振り返った
「本当に!?さすがユミル!」
(この様子だと…完璧にハメられたな…)
ユミルは苦笑した
クリスタには弱いユミルだった