第6章 非日常(神様の言うとおり・グロ注意)
エレンはだるまのことを睨み続けていた
(何だ?アレ?銃!?弾丸!?わからねーけど頭吹っ飛んで死んだ?ヤバイ何人死んだ!?コニーも他の皆も…許さねぇ)
「おい!エレン大丈夫か?」
混乱していたエレンを助けたのはライナーの一言だった
「今の状況で大丈夫な奴はいないと思うぞ」
「確かにそれもそうだな」
「多分次が来るはずだからその時に今置かれてる状況を確認しよう!」
マルコがそう言ったときその次がきた
「だーー」
言葉に出さなくても皆はやることをやった
しかし分かったことは絶望しかないということだった
「るーー」
「ドアがビクともしねぇ」
「窓も全然空きません!」
「まーー」
ジャンとサシャは声を張り上げて言った
「さーー」
「こりゃぁほんとにまずいな…」
エレンはフラっと立ち上がりライナーを見た
ライナーはまた前の方に指をさした
「おい!皆あれを見てくれ!」
「んーー」
ライナーが指さすだるまはちょうど背中を見せるように回っていた
そしてその背中にはボタンがあり文字が書かれていた『おしたならおわり』と
それは希望なのかはたまた絶望なのか不明だが少なくとも逃げ場のない人達にとっては一筋の希望に見えたかもしれない
「がーー」
それとボタンの上には00227というデジタルな数字が表示されていた
「ころんだ!!」
全員が一斉に静止する