第4章 皆と仲良く……
「おはよう!」
エレンが元気よく教室に入る
教室の中は学級閉鎖前に比べてだいぶ賑やかになっていた
エレンは自分の席でいつもどおり頬杖をつきながら空を見ているアニを見つけた
「おはよう!」
「え?お、おはよう」
急な挨拶に驚きながらもエレンに挨拶をした
「お前も挨拶行ってこいよ」
ライナーはベルトルトの肩を叩いた
「や、やめてよライナー……」
「おいおいだってよ……幼馴染みっていうアドバンテージをもっておきながらエレンに抜かされてるぞ?」
「それは……そうだけど……」
「最近挨拶もろくにできてないんだろ?そんぐらいしとけって」
ライナーに背中を押されベルトルトはアニに近づいた
「お、おはよう」
「…………おはよう?」
ベルトルトは挨拶を終えるとさっさとどこかに行ってしまった
アニは挨拶してくるベルトルトを不思議に思った
(急に挨拶してきてどういう風の吹き回しなんだろう?)
一方のベルトルトは
「やったよライナー!挨拶を返してくれた」
「そうか良かったな!」
そこに通りかかったクリスタが微笑みながら挨拶をしてきた
「おはよう♪」
「え?あ、おはよう……」
(付き合いたい)
「おはよう」
(アニ以外とだったら普通に挨拶できるのにな……)
その5分後にチャイムが鳴りHRが始まった