第4章 皆と仲良く……
「ん?あそこに人が倒れてる?」
エレンは走って倒れてる人に近づいていった
「おい!大丈夫か?」
エレンが倒れてる人の肩を叩くとその人は顔をあげた
「私に食べ物を〜」
「なんだサシャかよ!」
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「いやー助かりました」
2人は公園のベンチに座っていた
サシャの周りにはお弁当の入れ物などのゴミが散乱しエレンは財布の中身を見ながらため息をついた
「そういえばどうしてあんな所で倒れてたんだ?」
「あぁそれはですね……」
昨日の夜
「いやー今日も疲れてお腹減りましたね……」
サシャはエレベーターに乗りながらそんなことを言っていた
エレベーターからおり自分の部屋の前まで来た
「もうお腹ペコペコです」
そう言いながらカバンのポケットに手を突っ込んだ
「あれ?」
次はカバンの中を探し始めた
(あれ?あれれ?鍵がない?…………あっ!そう言えばブレザーの内ポケットに入れといたんだ、全く冷や冷やさせてくれます)
ブレザーのポケットというポケットを探しブレザーを脱いで逆さに吊るしてみたり
(…………………………家の鍵がない!?)
サシャは今一人暮らしをしているため鍵を開けてくれる人はいない
(どうしよう……あっ!エレンに頼ろう)
「そんな感じで一晩探し回って力尽きました」
「まず俺の家知らないだろ?」
「明け方5時頃気付きました」
「遅すぎだろ……で携帯とか財布は?」
「充電切れと残金5円です」
「よく生きられたな……」
この後サシャと共に行動することになった
正確に言うとサシャはエレンの後ろにくっついて歩くことになった