第4章 皆と仲良く……
「誰の見舞いから行こうかな……」
エレンが道を歩いていると前方から2人の知ってる人が歩いていた
「おぉベルトルトとライナーじゃねぇか」
ベルトルトとライナーはマスクとマフラーをしていた
「よぉエレン」
ライナーから出た声はとてもその体格から発せられなさそうな貧弱な声だった
「そう言えばお前らもかかってたんだよな……それにしたってそんな体格しといて病気にかかるとか説得力ないぜ」
「今から僕たち狩人病院行くんだ」
「そっか……まぁお大事にな」
「元気なお前が羨ましいよ」
エレンが立ち去ろうとしたベルトルトが尋ねてきた
「そう言えばアニってどうしてる?」
「アニも病気うつっちゃったみたいでさ俺の家で看病してるよ」
「え?」
(エレンの家で看病……アニのことをエレンが……)
この時ベルトルトの脳内で妄想が膨らみ始めた
「おい、ベルトルト?さっきより顔色悪いけど大丈夫か?」
「大丈夫だ!ベルトルトはちゃんと病院まで送ってくからエレンは行っていいぞ」
「じゃあまたな!」
エレンは立ち去っていった
「なぁいいかベルトルト……気にしたら負けだ!」
「はっ!?……そうだね気にしたら負けだよね……目が覚めたよ」
「そうそう看病されたら好感度上がるだろうけどいいハンデじゃねぇか」
ライナーはベルトルトの肩を叩きながら笑った
(ライナー……悪いけど何のフォローにもなってないよ)