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進撃高校

第1章 入学式


「おいお前らどけよ」

ユミルは掲示板の前に出来ている人達にそう言った

「ダメだよユミル…そんなこと言っちゃ…」

「だってよ…直接見たいって言うから…」

「でもどかしてなんて頼んでないよ」

クリスタは少し怒ったようにユミルを睨んだ

「あともう少ししたらユミルぐらいになるもん」

背伸びをして意地を張った
それがとても可愛くその場にいた誰もが心を惹かれた

「見せてくれるってよ」

クリスタとユミルを導くようにその場にいた人達は綺麗に分かれ道を作った

「えーとその…どういうこと?」

クリスタは戸惑っていたがユミルが無理矢理掲示板の所に連れていった

「クラス同じになれて良かったね」

「1年4組…何か嫌な予感しかしないな」

ユミルが少し暗くなりクリスタが顔をのぞき込むと腕でクリスタの肩を抱き寄せた

「まぁクリスタと一緒になれたからそれでいいか!」

ユミルは高笑いしながらクリスタと校内に入っていった









「おいおい1年4組ってどこだよ」

ジャンは学校内で迷子になっていた

「広すぎだろ…」

もうクラス集合時間の5分前で新入生はいなかった

(くそっ!初日から遅刻がつくのはやばい…)

すると目の前に紙を拾ってる人がいた

「大丈夫か?」

ジャンは紙を拾うのを手伝った

「ありがとう」

紙を集め終わりお礼を言われた

「え?お前マルコか?」

「もしかして…ジャン?」

「受験の時以来だな!」

「再会を楽しんでる場合じゃないよ」

気づくと集合時刻残り2分だった

「確かにそうだな!」

マルコとジャンは走り出した
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