第1章 入学式
「ねぇライナー?」
「なんだ?」
「アニはどうしたの?」
「何か中学から一緒の親友と行くんだとさ」
「あいつに俺ら以外の友達がいるとは知らなかったぜ」
ライナーは少し小馬鹿にするように言った
「絶対それをアニに言ったらダメだよ?」
「ああ分かってるよ…アニの蹴りだけは勘弁だ」
2人は進撃高校に着いた
「人がたくさんいるな…ベルトルト見てくれないか?」
「えーと僕たちは1年4組ぽいよ」
「そうか…しかしお前のその身長少し分けてもらいたいな」
ライナーはベルトルトを見上げながら言った
「逆に僕は君のその体格が欲しいけどね」
2人はクラスに向かっていった
「いやぁ、アニが私の誘いに応じてくれるとは思わなかったよ」
「ミーナ…声が大きい…」
「ごめん」
ミーナは少ししょんぼりした
「でもあんたの誘い嬉しかったよ」
アニはボソッと言った
「え?アニ何て言ったの?」
「なんでもない…」
「えぇ気になる〜」
ミーナはニコニコしながらアニの顔を見た
「蹴るよ?」
「……あ!見て進撃高校着いたよ」
ミーナは急いで話題を変えた
「一緒のクラスが良いね!」
「別に……」
ミーナは走ってクラス割りの掲示板を見に行った
「やったよ!アニ!」
合格者発表で自分の受験番号があった時のように
「私もアニも1年4組…同じクラスだよ!」
「まぁなってしまったものは仕方ないね」
「もうまたそう言う言い方をする〜」
アニは内心すごく嬉しかった