第3章 非日常(GANTZ・グロ注意)
リヴァイの話を全部聞くことなく転送された
目の前に広がるのは普通の町並みでさっきのは夢だったと思いたいが今着てるスーツと腰の武器が夢ではないと言っている
「ここは…トロスト区のビル街か」
しばらく歩くとさっき部屋にいた20代くらいの女性がいた
「ねぇこんな馬鹿げたことやってないで帰らない?」
エレンは帰ろうとする女性の少し後ろをついていった
もしかしたら帰れるかもしれないという希望が生まれたからだ
(ん?なんだ?)
ずっと歩いていると突然頭の中でピンポロパンポンと音楽がなり始め同じ方向に歩く度音楽が強く大きくなっていった
(気持ちわりぃ)
それでも進む女性に対しエレンはリヴァイの言葉を思い出した
「まっ…」
「え?」
女性は振り向きざまに一歩踏み出していた
一歩踏み出した瞬間ぼしゅっと湿った固いものを打ち砕いたようなひどく不快な音が響きエレンの視界を赤く染めた
頭のない身体は血を吹き出しながら人形のようにベタっと倒れた
(嘘…だろ?)
激しい吐き気を伴いながら数十m離れた
すると頭の中音楽がピタッと止んだ
(そうかそう言う事か!音楽が鳴ったら気をつけろって離れすぎってことか)
エレンの考えだとこの戦場には範囲が決められていてそれ以上の所に行ったら頭がドカンとなり音楽はその警告…