第2章 1年4組の仲間たち…そして新たな出会い
「なぁクリスタ…無理に何か入ろうとしなくていいんだぞ?」
「でも……人の役に立つことがしたいの!」
ユミルとクリスタが喋りながら学校に着くと
「そこの可愛いお嬢さん男バスのマネージャーやらない?」
「いやいや男バレのマネやってよ」
クリスタの周りには一瞬で人だかりができた
(クリスタがこうなるのは分かってるけど…やっぱぼっちは辛いな)
ユミルには誰も勧誘しようとしなかった
(仕方ない…)
「おい!クリスタこっちだ!」
強引に手を引っ張り連れていった
「だから言わんこっちゃない…」
ユミルは掴んでいた手を離し後ろを見た
「あの…何のことでしょう?」
後ろにいたのは全く知らない男だった…間違えて連れてきてしまった
「てめぇ誰だよ!」
「ひぃぃぃ」
「どっか行けよ!」
「ごめんなさいぃぃぃ」
ユミルの剣幕が凄かったため男は怯えて逃げていってしまった