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[進撃]何度でも[R18]

第2章 調査兵団宿舎にて【R18】


「キルシュタイン…お前は間違ってない」

低くて冷たい、それでいて不思議な程よく通る声が部屋に響いた。

「リ、リヴァイ兵ぴょ…ガリッ‼︎」

肩をビクつかせて振り向いたオルオは致命傷レベルに噛んだ。口から血を噴き出して「ぶあァ!」などと喚いている。

「兵長…!」

「お前の判断は妥当だ。医療班を呼んで来い…女の治療を優先する。尋問はその後だ」

「はいっ!」

ジャンはそう言って部屋を飛び出して行った。

残されたオルオは兵長と呼ばれる男に睨まれて青い顔をしている。

「得意の新兵漁りか?」

「は、はひ…っ!あの…俺は、その」

「わざわざ通常兵舎まで出向いてご苦労なこった…気持ち悪い」

小柄な“兵長”から繰り出される痛烈な言葉。それは刃となってオルオの精神を削いでいく。

「今後一切壁内で俺に話し掛けるな。糞ホモ野郎」

極め付けの一言を頂戴したオルオはついに白目を向いた。
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