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[進撃]何度でも[R18]

第2章 調査兵団宿舎にて【R18】


連れて行かれた先は古びた木造の建物だった。
アンティーク調のランプに火が灯され、ぼんやりと部屋の中を照らしている。

「おいてめぇ…名を名乗れ」

私は朦朧とする意識の中、尋問を受けていた。

偉そうに足を組んで問うているのはオルオ…先程ピンクベージュのイケメン君を犯していた男だ。

「この女…死にそうですよ。治療をした方が良いのでは…?」

未だ血が止まらぬ私の腕を見てイケメン君が言う。名前はジャン、さっきそう呼ばれていた。

「構うな。素性を明かさせるのが先だ」

「で、ですが…分隊長や兵長の指示を待たずして…罪の無い一般人かもしれません」

なんて優しいイケメン君なんだ。
恐らく上司であろうオルオに意見するジャンに私は感謝を込めた視線を投げる。

しかし対する変な刈り上げは強硬な姿勢を崩さない。

「伝令がチンタラやってるのが悪いんだろ。だから俺様がわざわざ尋問に時間を割いてやってるんだ」

「そ、それは…!特別作戦班の兵舎はここから離れておりますし…っ」

「ああ⁉︎ なんだ、ジャンお前…得体の知れない女相手に一目惚れでもしたか⁉︎」

クッソ。
この舌噛み野郎マジむかつく。

私が手負いで無ければ投げ飛ばしてやるのに…と私は歯噛みした。自分の鼓動がやけに大きく聞こえる。

「違います…‼︎ 俺はただっ…今にも消えようとしている命を救わぬのは人道に反すると…!す、すいません…偉そうな口を」

明らかに怒りの色を見せたオルオの瞳にジャンが口をつぐんだ、その時だった。
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