• テキストサイズ

[進撃]何度でも[R18]

第10章 閉めたがる団長


「可愛い部下が出来て良かったな、リヴァイ」

「これの何処が可愛いんだ。これの」

エルヴィン団長の言葉を受けた兵長は不機嫌な視線を返した。

普段から悪い目付きを更に鋭くして、私の頭頂部に拳をグリグリしている。

『痛い!痛いです兵長!縮んだらどうするんですか』

「少しくらい問題ねぇ…お前はデカすぎる」

『あ、もしかして私と目線が変わらないの気にしt』

そこまで言いかけた時、ついにキレた兵長は手刀を繰り出した。人類最強のチョップは、そりゃあもう痛い訳で。

『………っ‼︎』

無言で悶絶していると団長の笑い声が降って来た。直後、美しいブルーアイズが眼前に迫る。

「…リヴァイはこう見えてとても繊細なんだ。女性を扱う様に接してやってくれないか?」

団長はそう言って片目をパチッと瞑った。まるでハリウッドスターの如き素敵っぷりだ。

そのオーラに圧倒された私は、喉の奥で返事をするのだった。

『…り、了解致しました』
/ 303ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp