第9章 「来ちゃった」【R18】
『…んぅ…は、ぁ…』
ジャンはソファにそっと私を押し倒すと、愛でるようなキスを繰り返した。
絡ませていた舌を離すと小さな水音がする。
「可愛い声だな」
『……恥ずかしい事言わないで』
「いいじゃん…興奮する」
低く甘い響きを含むジャンの声。
絶妙な舌遣いは本当に少年とは思えない。
互いの荒くなった息がぶつかり合う頃、ジャンの手がシャツの裾を捲って侵入して来た。
『……っ』
男らしいゴツゴツした掌の感触に躰がヒクつく。
みぞおちからヘソにかけて指を滑り下ろされると、痺れに似た刺激が全身を駆け抜けた。
「すげ…柔らけぇ」
たまらずと云った様子で私のシャツを胸まで捲り上げるジャン。露わになった乳房を見ると、その頬が一気に紅潮した。