• テキストサイズ

[進撃]何度でも[R18]

第9章 「来ちゃった」【R18】


コン…ッ

揺らめくランプ灯りに誘われてうたた寝しそうになった時だった。

窓の方で異音がした気がして私は目を覚ます。

『……?』

恐る恐る近づいて見るが窓の外には何も無い。それもその筈だ、だって此処は二階なんだから。

気の所為だろう。
そう自分に言い聞かせて私はベッドに戻ろうとする。

しかし、再び同じ音が聞こえてその足を止めた。

コンッ カツン…ッ
どうやら窓に何かがぶつかっているらしい。

私は若干の恐怖と好奇心の元、そっと窓に忍び寄る。

『……っ‼︎』

暗闇に目を凝らすと、庭から此方に向かって小石を投げる人影がひとつ。

その正体に私は目を丸くした。

スラリと伸びた手足に短めの髪。
異音を作り出していたのはジャンだったのだ。
/ 303ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp