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[進撃]何度でも[R18]

第5章 兵士とは言え皆年頃の男子


バキィ…ッ
兵長の持っていたチョークが音を立てて粉になる。

隣に着席していたエレンが慌てて謝るよう促すが、時既に遅し。

「上等だクソガキ…表に出ろ、相手になってやる」

目の下の影を濃くする兵長。
無言でファイティングポーズを取るミカサ。

大半の兵士が顔面蒼白になり、一部は興奮気味に目を輝かせている。

「ミカサ、やめとけ!兵長に敵いっこねえだろ…‼︎」

『兵長…あなた方が暴れたら人類に大損害が出ます。色んな意味で』

エレンと私で双方をなだめた結果、どうにか場は収束した。

しかし兵長は完全に機嫌を損ねてしまったようで。

「…後はお前がやれ」

『え、私がですか…?』

講義を丸投げにして教官用の椅子に座り込んでしまった。ツンとそっぽを向いている。

ああ、これはもう何を言っても駄目なパターンだ。
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