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[進撃]何度でも[R18]

第5章 兵士とは言え皆年頃の男子


調査兵団クリーンアップ講義。

綺麗に磨かれた黒板に白文字が躍る。
私は失笑しつつそれを眺めていた。

「…お前らに今日集まってもらったのは他でもない」

教卓の前で睨みを効かせているのは勿論この人。

兵団きっての綺麗好き。
小回りの効く機動でハタキをかけまくる人類最強の神経質。

我らがリヴァイお掃除兵長だ。

「このクソ汚え訓練場を一斉清掃してもらう」

兵長が講義の内容を発表すると、何処からか小さく溜息の音が聞こえた。

この鬼上司相手に反旗を翻す猛者がいるらしい。

「ミカサ・アッカーマン…言いたい事があるなら言ってみろ」

明らかに怒りを含んだ兵長の声。

他の生徒…もとい新兵がアワアワと慄く中、ミカサは今一度大きな溜息をついた。

「…神経質チビ」
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